現在の位置

カンガルーケア

カンガルーケアとは

写真:母乳外来室内

生まれて間もない赤ちゃんとお母さんにとって、初めてのご対面、肌と肌との触れ合いはとても大切な時間です。また早期よりの母乳育児を促進するためにもカンガルーケアをすすめています。

当院ではカンガルーケアガイドラインに沿って、お母様とご家族が安心して、赤ちゃんとのご対面が出来ますように、安全性に配慮しております。

カンガルーケアの進め方

  • 赤ちゃん誕生後、臍帯切断をし、温かいタオルで血液と羊水をふきとり、おむつだけをつけます。
  • 赤ちゃんをうつ伏せにし、お母さんと赤ちゃんの肌と肌を密着して抱いてもらい、バスタオルを掛け1~2時間過ごしていただきます。
  • 赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸いつくまで見守ります。
  • お母さんの胸にうつ伏せになり肌をぴったり、くっつけることで赤ちゃんは安心して泣かなくなります。
  • しばらくすると、お母さんのおっぱいを探し、這い上がって吸い始めます。こうすることで、赤ちゃんはお母さんのおっぱいの形を覚えます。
  • 赤ちゃんは、お母さんの肌の温もりで体温も下がることはありません。

カンガルーケアを体験された方の声

赤ちゃんのぬくもりを全身で感じることができました。/ずっと赤ちゃんと離れたくない気持ちになりました。/お産の疲れや、痛みがウソのように和らいでいくのを感じました。

カンガルーケアをするにあたっての基本的な条件

  • 1. 正期産での出産児であること(妊娠37週~)
  • 2. 赤ちゃんが外の世界に慣れ、呼吸などの状態が安定していること
  • 3. カンガルーケア中は酸素飽和度の器械を装着し、体温、顔色などに目を配り、観察を十分にすること
  • 4. 必ず、スタッフまたはご家族に付き添っていただき、見守りがあること